「中古を買ってリフォーム」と決めたとき、私が一番知りたかったのは結局、何にいくらかかるのかでした。でも、リアルな内訳を書いてくれているブログは意外と見つからなかったので、わが家が書きます。
この記事の結論
- リフォーム総額は約700万円(解体・処分費込み)
- 最初の見積もりは約570万円(税抜)。増えた理由はキッチンのグレードアップ
- 単独の工事でいちばん高かったのは外壁塗装の約130万円
- 「500万円でできる」は本当。ただし最低限のリフォームなら
金額は当時の見積書がもとなので数字はリアルですが、読みやすさのため「約◯◯万円」に丸めています。
わが家のリフォーム全体像
| 項目 | わが家 |
|---|---|
| 築年数 | 22年(購入時)※現在は築25年 |
| リフォーム総額 | 約700万円(解体・処分費込み) |
| 間取り変更 | なし(吊戸棚撤去・引き戸への変更のみ) |
| 水回り | キッチン・お風呂・トイレ2つを交換 |
| 外壁 | 塗装あり |
| 屋根 | 工事なし(瓦屋根だったため) |
| 2階 | 最低限のみ |
| 依頼先 | 不動産会社に紹介してもらった一級建築士事務所 |
フルリノベではなく部分リノベを選んだ理由は、「部分リノベ+リフォーム」を選んだ理由の記事に書いています。
最初の見積もりの内訳(税抜)
契約したときの最初の見積もりを、工事の種類ごとに丸めるとこうなります。
| 工事内容 | 概算費用 |
|---|---|
| 解体・処分・仮設養生 | 約75万円 |
| 大工工事 | 約15万円 |
| 内装工事(建材・クロス・床) | 約180万円 |
| 住宅設備(キッチン・お風呂・トイレなど) | 約130万円 |
| 給排水・電気・ガス工事 | 約75万円 |
| 外壁塗装・防水 | 約130万円 |
| 雑工事・諸経費 | 約45万円 |
| 小計 | 約650万円 |
| 補助金など | −約80万円 |
| 見積もり合計(税抜) | 約570万円 |
※「補助金など」には、当時利用できた住宅系の支援制度も含まれています。この手の制度は時期や条件で変わるので、これから検討する方は最新の制度を調べてみてください。
単独の工事でいちばん高いのは外壁。約130万円
意外だったのは、外壁塗装だけで約130万円かかること。「外壁がいつ塗り替えられたか」で、購入後すぐに100万円級の出費があるかどうかが変わります。物件選びの段階で見てほしいポイントです。
実は私、「外壁塗装が済んでいる物件がいい」と思って探していました。でも、これから塗る物件だったおかげで自分たちの好きな色に塗り替えられたんです。元とは全然違う色にしました(笑)。塗装済みなら出費が減る、未塗装なら色を選べる。どちらにも良さがあります。
解体・処分だけで約75万円
これもやってみるまで想像していなかった数字です。何かを新しくするには、まず古いものを壊して運び出すお金がかかります。
最終的には約700万円に。増えた理由はキッチンです
見積もり約570万円(税抜)が、最終的な総額は約700万円。消費税を差し引いて比べても、およそ70万円増えました。
「500万円でできる」は最低限の話だった
物件探しのころ、中古リフォームの動画を見漁っていた私は「この条件なら500万円くらいでできる」という解説を信じていました。だから見積もりを見て「嘘つきー!」と思ったんです。
でも今、見積書を見返すと分かります。あの500万円は本当に最低限のリフォームをした場合の話。そこから増やしたのは、わが家自身でした(笑)。
きっかけは夫の一言でした
増やしたのはキッチン周りです。カウンターも換気扇もランクを上げて、食洗機は深型に。
「何年も毎日使う場所なんだから、いいのにしたら?」——毎日キッチンに立つ私のために、夫がそう言ってくれたんです。私は「勿体ないかな…」とためらっていた側でした。
3年住んだ答え合わせは、サイクロンフード以外は夫が正解。毎日使う場所にかけたお金は、ちゃんと満足に変わっています。(サイクロンフードに何があったかはサイクロンフードⅢのレビュー記事に正直に書きました)
これから見積もりを取る方は、最初の見積もりから1割くらい増えるつもりで予算を組むのがおすすめです。人間、ショールームに行くと欲が出ます。うちの場合は夫に出ました。
お金をかけなかった2階は、本当に最低限
わが家の2階でやったのは、これだけです。
- 寝室の内窓
- 壁紙と床の張り替え
- 壊れていた扉1か所の交換
- トイレの交換
幅木や階段はそのまま。壁紙は、いちばんランクの低いものを選びました。消臭や抗菌など機能つきの壁紙も提案されましたが……ぶっちゃけ、違いがよく分からなかったんです(笑)。3年住んで、安い壁紙で困ったことはありません。
子どもが小さいうちは生活のほとんどが1階。**「毎日長く使う場所からお金をかける」**という優先順位で割り切りました。
見積もりは3社。友人の工務店とは100万円以上の差
わが家が相談したのは、この3社です。
- 不動産会社に紹介してもらった一級建築士事務所(←ここに決定)
- 不動産会社に紹介してもらったリフォーム会社
- 友人の工務店
友人の工務店には正式な見積もりまでは頼んでいません。代わりに、同じような工事を自社で請けたときの資料を集めて概算を出してくれたのですが、「この内容だけでも、それくらいはする」という金額は、選んだ事務所より100万円以上高いものでした。
この話には続きがあります。その友人に2社の見積もりを見せたら、「大手チェーンの大量仕入れ価格と変わらないくらい。この内容でこの価格なら頑張ってくれてる」と驚かれたんです。自社の概算より100万円以上安いのだから、驚くのも当然ですよね。おかげで「この金額は妥当なんだ」と納得して契約できました。
知り合いだから安くなる、とは限りません。でも、業界に詳しい人に見積もりを見てもらえたのは本当に心強かったです。
3社をどう比較して決めたかは、業者3社比較の記事に詳しく書いています。
予定外だったこと2つ
工期が延びて、一部は住みながらの工事に
本来は「リフォームを終えてから入居」の予定でした。でも資材が届かなかったりトラブルがあったりで工期が延び、結局一部は住みながらの工事に。引っ越しやライフラインの手続きは、余裕を持たせておくのがおすすめです。
外のフェンスにシロアリ被害が見つかった
工事中、ご近所の方が業者さんに教えてくれて、庭のフェンス(柵)にシロアリ被害が見つかりました。先に言うと、家本体は無事です。被害は外構のフェンスだけでした。
それでも「住み始めるまで分からないことはある」が中古の現実。グレードアップの誘惑と合わせて、予算は総額ぴったりではなく少し余裕を持たせておくと安心です。
まとめ:700万円は高い?安い?
正直、安い金額ではありません。でも、同じ予算で新築を建てることを考えると、わが家は立地も広さもランクアップできました。「どこにお金をかけて、どこを我慢するか」を自分たちで決められたのが、部分リノベのよかったところです。
わが家の答えは「キッチンには欲を出す(言い出したのは夫)、2階は割り切る」。あなたの家の「お金をかける場所」を考えるヒントになればうれしいです。
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実際に後悔したこと・やってよかったこともまとめています。
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すみママ|築25年の中古戸建てに、夫と子ども2人の4人暮らし。




