前回、中古戸建てを買って「後悔したこと」を正直に書きました。
でも実は、「これはやってよかった!」と思うことも同じくらいたくさんあります。
築22年の中古戸建てを買って、リフォームして数年。気づけば我が家も築25年になりました。今振り返って「これは正解だった」と思えることを、こちらも正直にまとめます。
これから中古戸建てを検討している方の参考になればうれしいです。
実際に住んでみて感じた、
- やって本当によかったこと
- 費用以上の価値があったこと
- 子育て世帯にこそおすすめしたいこと
を7つ紹介します。
先に結論からお伝えすると、「リフォーム会社の比較」「内窓」「深型食洗機」の3つは、かけた費用以上の価値があったと感じています。気になるところから読んでみてくださいね。
やってよかった1|リフォーム会社は「徹底的に比較」して大正解
いちばんやってよかったのは、リフォーム会社をとことん比較したことです。
我が家は、不動産会社から紹介された2社に加えて、友人がやっている建築事務所にも確認をお願いしました。
それだけでなく、
- 最初に見学に行った、独立したばかりの小さめの会社
- SUUMOの相談カウンター
- 不動産SHOPナカジツ
と、いろいろな窓口をまわって比べました。あえてハウジングセンター(住宅展示場)も見に行ったほどです。
決め手は「レスポンスの速さ」と「提案力」
最終的にお願いしたのは、大手から独立した小さめの会社でした。
決め手は、担当さんの返信がとにかく早かったこと。そして、こちらが「見てほしい」とお願いした場所だけでなく、何箇所か向こうから提案してくれたことです。「ここもこうしたらどうですか?」と一緒に考えてくれる感じが、すごく安心できました。
合う・合わないは本当にある
正直に書くと、不動産SHOPナカジツは、我が家とは方向性が合いませんでした。 提案の方向がわが家の希望とどうもかみ合わず、お願いするには至らなかった、という感じです。
ただ、これはあくまで相性の話です。実は私の友人は、同じ不動産SHOPナカジツの担当さんが"アタリ"で、建売を建つ前に購入して、最初から最後まで全部お願いしていました。とても満足しているそうです。
同じ会社でも、担当さんとの相性や、求めるもの(コスパ重視か、安心重視か)によって、合う・合わないは本当に分かれます。だからこそ、ネットの評判だけで決めず、自分の目で確かめてほしいなと思います。
SUUMOのカウンターは、情報収集や自分たちの考えを整理するのにとても役立ちました。ただ、どちらかというと新築寄りの提案だったので、最終的にはごめんなさいをした記憶があります。
教訓|「自分に合うところ」は比較しないと見つからない
会社によって、得意なことも担当さんとの相性もまったく違います。
本当に自分たちに合うところを見つけるには、比較するしかない。 これは声を大にして言いたいです。面倒でも、何社か並べて見比べてよかったと心から思っています。
とはいえ、自分で何社もまわるのは大変です。我が家のように「まず比べたい」という方は、一括で見積もりや相談ができるサービスを使うと、手間をかけずに各社を比較できます。
やってよかった2|内窓は最高。日差しも寒さも音も、ぜんぶ変わった
設備で圧倒的にやってよかったのは、内窓です。

我が家は1階と寝室だけに内窓をつけました。それだけでも、
- 日差しの入り方がぜんぜん違う
- 冬の寒さがやわらいだ
- 外の音が聞こえにくくなって、防音効果も◎
もし付けていなかったら、きっとすごくうるさかったと思います。
思わぬ「安全対策」にもなった
内窓は重たいので、子どもの力ではすぐには開けられないんです。これが結果的に、勝手に窓を開けてしまう事故の防止になって、安全面でも助かっています。
(3歳近くにもなれば開けられてしまいますが、重たいのですぐには開きません。外窓もあるので、ガラッと開けて飛び出していく…ということもありません。)
開け閉めがひと手間増えるのは確かですが、それを差し引いてもつけてよかったです。
注意|「結露」と「つけない場所」は自分から相談を
ひとつだけ気をつけてほしいのが結露です。
我が家は玄関が結露してしまい、建築事務所に相談したところ「カーテンをつけるか、玄関の扉ごと交換するか(費用は莫大)」と言われました。
内窓をつけない場所を作る場合や、家の構造によっては結露が出ることがあります。リフォームのときに、必ず自分から相談しておくことをおすすめします。
ちなみに、我が家が玄関の結露・冷気対策に使っている玄関カーテンはこちらです。
やってよかった3|深型の引き出し食洗機。子育て中の神設備
深型の引き出しタイプの食洗機は、大正解でした。
満足度が高すぎて、もっと大きいのが欲しいくらい。食器用とは別に「調理器具用」が欲しいと思うほどです(笑)
子どもがいながらの手洗いを思い出すと、今となってはゾッとします。それくらい、毎日たすけられている設備です。
注意|食洗機の施主支給はおすすめしません
ひとつ正直なアドバイスを。食洗機の施主支給(自分で安く購入して取り付けてもらう方法)は、あまりおすすめしません。
安く手に入るのは魅力ですが、使い方を間違えたり、不良品が混じっていたりするリスクがあります。
我が家もポンプの浮きが不良品だったのか故障してしまい、2回点検に来てもらいました。修理の方に言われた「壊れないけど、故障はする」という言葉が印象に残っています。
やってよかった4|水回りは全部新品に。気持ちが圧倒的に違う
キッチン・お風呂・トイレ・洗面などの水回りを全部新品にしたことも、やってよかったと思っています。
中古戸建てのリフォームで、一番お金のかかるところです。正直まよいました。
でも、毎日使う水回りが新品だと、気持ちが圧倒的に違います。 ここはケチらなくてよかったと、今でも思います。
やってよかった5|勝手口は思いきって封鎖。防犯も気持ちも安心
ブログのタイトルにもつながる話なのですが、我が家は勝手口を封鎖しました。
理由はシンプルで、
- あっても結局ほとんど使わなかった
- 外にゴミを置くと、虫を呼び込むだけだと感じた
- ちょうどお隣の勝手口と向かい合う位置だった
塞いでみて、防犯面でも気持ち的にもすごく安心できました。我が家にとっては大正解です。

しかも今では、そのスペースに小さな折り畳みの椅子を置いて、ちょこんと座ってくつろぐのが、私のひそかな至福の時間になっています。
最近は、はじめから勝手口をつけないお家も見かけますね。
やってよかった6|照明を自分好みに変えると「賃貸っぽさ」が消える
意外と効果が大きかったのが照明です。
よくある丸いシーリングライトのままだと、どうしても賃貸っぽさが残ってしまいます。そこを自分好みのおしゃれなライトに変えるだけで、ぐっと「自分の家」になります。
うれしいことに、今はネットで、デザイン性のある照明が手頃な価格でそろいます。
我が家が気持ちだけ意識しているのは、レ・クリントのスノードロップというペンダントライト。本物はなかなかのお値段なので、まずは雰囲気の似たものから取り入れています。
雰囲気が近くて手に取りやすいのがこちら。
いつか欲しい、憧れの本物。
子どもが大きくなったら、フロアタイプも置いてみたいなと思っています。
ダイニングテーブルは「お気に入り」を。ただし子ども対策を
ダイニングテーブルは最後までこだわって、アウトレットで見つけた起立木工のテーブルがお気に入りです。
ただ、テーブルクロスをしていなかったので、子どもたちにおもちゃを乗せられたり、スプーンやフォークでガンガン叩かれたりして、今では傷だらけ…(泣)
お気に入りを選ぶのは大事。でも、お子さんが小さいうちは傷対策(クロスやマットなど)も一緒に検討してください。 これは正直、もっと早くやればよかったポイントです。
やってよかった7|玄関の人感センサーライトは子連れの味方
最後はちょっと地味だけど、毎日助かっているもの。玄関の人感センサーライトです。
帰ってきたときに、自動で玄関が明るくなる。これが、
- 買い物の荷物で手がふさがっているとき
- 子どもを抱っこしているとき
に、本当にありがたいんです。
今はスマホやスマートスピーカーで操作できるタイプもありますが、人感センサーは「何もしなくても勝手に点く」のが子連れには合っています。
ニトリでお手頃に売っているので、業者さんにお願いしなくても自分で取り付けられますよ。
ちなみに、工事なしで今ある照明に取り替えるだけなら、こんな人感センサー電球も手軽です。
おまけ|「つけて正解」だったもの
7つに入りきらなかったけれど、判断してよかったものも。
巾木(はばき・壁と床の境目につける細い板)は、つけて正解でした。 インスタを見て「生活感をなくしたい」と巾木なしを提案したのですが、「壁紙がはがれてくる」と言われて渋々つけることに。結果、子どもたちがトミカやプラレールを走らせ、ベビーカーを押し、椅子を動かし…で壁にぶつけまくり。巾木がなかったらどうなっていたことか(笑) ホテルライクも憧れますが、ホテルはたまに行くから気分転換になるわけで、子育て世代の毎日には正直オーバースペックでした。
そして何より|立地は何にも代えられない
最後に、いちばん伝えたいこと。立地だけは、後から変えられません。
我が家は、
- 気軽に大きな公園に行ける
- 駅が近い(電車が見られて子どもが大喜び)
- 商業施設が近い
- 病院が近い
- 歩いて何もかもが完結する
一生ここに住むかはわかりません。でも、車2台分の維持費とガソリン代を考えたら、むしろ安いくらいだと思っています。
(商業施設が近いぶん、外食が増えがちなのはちょっと反省ポイントですが…笑)
中古戸建てのリフォーム、わが家の優先順位はこうでした
予算には限りがあるので、リフォームは「どこにお金をかけるか」の順番がとても大事でした。我が家が実際に「ここは優先してよかった」と思う順番は、こんな感じです。
- 水回り(キッチン・お風呂・トイレ・洗面) … 毎日使うので、新品の満足度がいちばん高い
- 内窓 … 寒さ・音・安全に効いて、暮らしの快適さが大きく変わった
- 食洗機 … 子育て中の家事をいちばんラクにしてくれた
- 照明 … 賃貸っぽさが消えて、いっきに「自分の家」になる
もちろん、何を優先するかはご家庭によって違います。でも「全部を一度に完璧にしようとしない」「効果の大きいところから手をつける」のは、後悔を減らすコツだと思います。
これから中古戸建てを買う人に、チェックしてほしいこと
最後に、これから検討する方へ。買う前に見ておくと安心なポイントを、わが家の経験からいくつか。
- 結露の出やすさ … 我が家は玄関が結露して、後から対策に悩みました。窓まわりや玄関の結露は、買う前・リフォーム前に相談しておくと安心です。
- 周辺環境 … 公園・駅・病院・買い物先までの距離は、住んでみて本当に毎日効いてきます。立地は後から変えられないので、念入りに。
- 家の状態のチェック … 古い家ほど、見えない部分の傷みが気になるところ。我が家は専門家による住宅診断(ホームインスペクション)が大正解だったので、次の項目でくわしく書きます。
番外編だけど一番伝えたい|ホームインスペクションをして本当によかった
7つに数えていないけれど、**買う前にやって一番よかったと思っているのが、ホームインスペクション(専門家による住宅診断)**です。
中古の家は、見た目だけでは分からない不具合が隠れていることがあります。我が家も、診断してもらったおかげで、
- 浴室入口の腐食
- バルコニーの異常(雨水が入り込んでいた)
といった、自分たちでは絶対に気づけなかった箇所が見つかりました。
10万円の診断で、100万円以上の修理を負担してもらえた
ここが大きかったのですが、購入前に不具合が分かったことで、売主さん側で修理してもらう交渉ができたんです。
診断にかかった費用はおよそ10万円。それに対して、直してもらえた修理は100万円以上の規模でした。もし診断をせずに買っていたら、住み始めてから自腹で直すことになっていたはずです。
雨水の侵入なんて、見た目ではまったく分かりません。だからこそ、プロの目を入れてよかったと心から思います。
中古戸建ては、買う前に一度プロに見てもらう。 これだけは、声を大にしておすすめしたいです。
まとめ|「やってよかった」の本質は"比較"と"わが家に合うか"
振り返ると、やってよかったことの多くは、ちゃんと比較して、わが家の暮らしに合うかどうかで選んだことでした。
| やってよかったこと | ポイント |
|---|---|
| リフォーム会社を徹底比較 | 合う・合わないは比べないと分からない |
| 内窓 | 寒さ・音・安全に効く。結露だけ要相談 |
| 深型食洗機 | 子育て中の神設備。施主支給は注意 |
| 水回り全部新品 | 一番高いけど気持ちが違う |
| 勝手口を封鎖 | 防犯も気持ちも安心 |
| 照明を自分好みに | 賃貸っぽさが消える |
| 玄関の人感センサーライト | 子連れの帰宅がラクに |
| (番外)ホームインスペクション | 買う前にプロの目を。隠れた不具合を発見 |
おしゃれも憧れも大事だけど、わが家の暮らしにいるか? を基準にすると、後悔が減ります。
これから中古戸建てを検討する方は、ぜひ「やってよかった」も「後悔」も両方知ったうえで、自分たちに合う選択をしてくださいね。
すみママ|中古戸建てに、夫と子ども2人の4人暮らし。


