中古戸建てを買うとき、必ず話に出てくるのが「ホームインスペクション(住宅診断)」。
「中古を買うなら必須!」という声をよく見て、わが家も依頼しました。
結論から言います。費用は約12万円。決して安くありません。でも、結果的に売主さん負担で100万円以上の補修につながったため、わが家は受けて本当によかったと思っています。
ただ、正直に言うと不満もありました。 「受ければ全部わかる」わけではなかったし、書類が届いて終わり、という物足りなさもありました。
この記事では、「ホームインスペクションって意味あるの?」と迷っている方に向けて、良かったことも・期待外れだったことも、両方正直に書きます。
わが家のホームインスペクション結果
| 費用 | 約12万円 |
| 主な指摘 | 3か所(バルコニーの雨染み・浴室入口の腐食・屋根裏の断熱材不足) |
| 売主負担の補修 | 100万円以上 |
| 受けてよかったか | はい(ただし注意点あり) |
ホームインスペクションは必要?|わが家の結論
先に結論です。中古戸建て、特に築年数が経った家を買うなら、受ける価値はあると思います。
理由はシンプルで、わが家の場合、約12万円の診断が、100万円以上の補修につながったから。しかも、その補修は売主さん負担で対応してもらえました。費用対効果だけ見れば、大成功です。
ただし、後でくわしく書きますが、「受ければ何でも見つかる」ものではありません。 そこは過度に期待しないほうがいいです。
費用はいくら?|わが家は約12万円
わが家が払ったのは約12万円でした。
ホームインスペクションの費用は、診断の範囲(目視だけか、機材を使うかなど)によって変わります。数万円〜十数万円が一つの目安ですが、依頼先によって幅があるので、何が含まれるかは事前に確認してください。
正直、安い金額ではありません。家の購入でただでさえお金が出ていくタイミングなので、「この出費、意味あるのかな……」と迷う気持ちはよくわかります。わが家もそうでした。でも結果として、この12万円が100万円以上の補修につながったので、費用対効果で考えると十分に元が取れたと感じています(くわしくは後述します)。
どこを見てくれる?|実際に指摘された3か所
「で、何を見てくれるの?」という話です。一般的には構造・雨漏り・シロアリ・設備などを見てもらえますが、わが家で実際に指摘されたのは、次の3か所でした。
- バルコニーの雨染みのようなあと … ただし、バルコニーの下に構造物があった関係で、その場では完全には診断できませんでした。「防水を貼り直すときなどに、剥がしてみないと最終的にはわからない」とのことでした。
- お風呂場の入口部分の腐食
- 屋根裏の断熱材の不足 … 最初の診断では屋根裏に物が置いてあって点検できず、後日あらためて見てもらってわかりました。

ここで大事なのは、プロでも「その場で全部は断定できない」ことがあるという点です。バルコニーは構造物、屋根裏は物が障害になって、一度では見きれませんでした。中古の診断には、こういう限界もあるんだなと実感しました。
期待外れだったこと|届いたのは書類一枚、説明はなし
ここは正直に書きます。不満もありました。
「専門家が一緒に回って、丁寧に説明してくれるんだろうな」と期待していたのですが、わが家の場合は違いました。
| 期待していたこと | 実際 |
|---|---|
| 一緒に回って説明してくれる | 書類が届いただけ |
| その場で質問できる | 質問する機会がなかった |
| 買って大丈夫か判断できる | 自分たちでは分からなかった |
診断後に届いたのは書類一枚。電話での説明も、「ここが気になります」「ここは大丈夫です」という具体的なアドバイスもありませんでした。
書類には専門用語が並んでいて、**「で、結局この家は買って大丈夫なの?」**という、一番知りたい答えが自分たちではわかりませんでした。
なので、これから依頼する方は、契約前に次のことを確認しておくのをおすすめします。
- 報告書について、口頭で説明してもらえるか
- 質問できる時間があるか
- 費用に何が含まれるか
- 屋根裏など「その日に見られない場所」があったときの対応
「書類が届いて終わり」だと、せっかくの診断も活かしきれません。ここは、わが家の反省点でもあります。
それでも「受けてよかった」と言える理由
不満はありましたが、それでも受けてよかったと思っています。理由は2つです。
プロに相談する「材料」になった
届いた書類を持って、不動産会社とリフォーム会社に相談できました。「ここが気になるんですが」と具体的に聞けたことで、プロから踏み込んだアドバイスをもらえました。結果的に、構造に詳しい(一棟まるごと手がけた経験のある)リフォーム会社を選べたのも大きかったです。
「怪しい箇所」に当たりをつけてもらえた
バルコニーの雨染みは、その場では断定できませんでしたが、「ここは要注意」と教えてもらえていました。だからリフォームで防水をやり直すときに、しっかり剥がして確認できた。その結果、腐食が見つかり、売主さん負担で直してもらえたんです。
診断が「入口」になって、リフォームで「確定」できた。この流れがあったから、100万円以上の補修につながりました。
ホームインスペクションを受けていなかったら……
もし受けていなかったら、と考えるとゾッとします。
- バルコニーの腐食(補修だけで100万円以上)
- 浴室入口の腐食
- 屋根裏の断熱材不足
これらに、自分たちだけで気づくのは難しかったと思います。そして、契約不適合責任の期間内に見つけられたからこそ、売主さん負担で対応してもらえました。気づくのが遅れていたら、すべて自費だった可能性が高いです。
こんな人にはホームインスペクションがおすすめ
最後に、受けるかどうかの判断材料として、タイプ別にまとめます。
受けたほうがいいと思う人
- 中古戸建ての購入を考えている
- 中古を買うのがはじめてで、家の良し悪しを自分で判断する自信がない
- 購入後にリフォームを予定している
- 雨漏りや構造の傷みが心配
必須とまでは言えないかもしれない人
- 新築で、売主の保証が手厚い
- 売主側で、信頼できる住宅診断がすでに済んでいる
わが家は「中古・はじめての購入・リフォーム前提」と、受けたほうがいい条件がそろっていました。だから、12万円を払う価値が十分にありました。
まとめ|「受ければ安心」ではなく「使いこなす」もの
ホームインスペクションは、「診断結果」であって、それをどう活かすかは自分たち次第です。
受けたからといって、すべての不具合がその場で見つかるわけではありません。わが家も、書類一枚で説明がなく、物足りなさを感じました。
それでも、怪しい箇所に当たりをつけてもらい、プロに相談する材料ができたことで、結果的に100万円以上の補修につながりました。中古戸建てを買うなら、わが家は受けてよかったと思っています。
ただし、依頼する前に「報告がどんな形で受けられるのか」を確認しておくこと。 書類だけなのか、口頭で説明してもらえるのか、質問する時間があるのか。これを最初に確かめておくのが、後悔しないための一番のポイントです。
約12万円は、決して安くありません。それでも、100万円以上の補修につながったわが家にとっては、**「払ってよかった12万円」**でした。
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これから中古戸建てを買おうとしている方の参考になればうれしいです。
すみママ|築25年の中古戸建てに、夫と子ども2人の4人暮らし。





