ママはすみっこが好き。中古戸建てと、家族と暮らしの記録。

中古戸建て × リフォームの暮らし記録

中古戸建て購入

住宅ローンの保証料とは?いくら・いつ払う?金利だけで選んで後悔しかけた話

2026.07.21

住宅ローンの保証料とは?いくら・いつ払う?金利だけで選んで後悔しかけた話

この記事で分かること

  • 住宅ローンの保証料とは何か(いくら/いつ払う/事務手数料との違い)
  • なぜ私は、保証料を引渡しの直前まで見落としたのか
  • 金融機関を比べるとき、金利以外に何を見ればいいのか

築22年の中古戸建てを買った、わたし自身の体験を交えて書きます。


結論:住宅ローンは「金利」だけで選ばないでください

金融機関ごとの金利を見せてもらったら、その場でこう聞いてください。

「保証料と事務手数料は、それぞれいくらですか?」

聞けるのは、たぶんその日だけです。

私はこれを聞きませんでした。金利だけを見て1本に絞って、保証料という費用をちゃんと意識したのは、引渡しの直前でした。

そして今も、あのときの判断が正しかったのか、確認できません

損をしたなら、まだいいんです。金額が分かるので。
私の場合、損したかどうかも分からない。それが一番怖いんです。


わが家の前提

築22年の中古戸建てを買いました。売主さんがまだ住んでいる物件で、退去のタイミングを待つ必要がありました。そのため、売買契約から引渡しまで、かなり間が空きました

中古の売買契約から引渡しまでは、ふつう1〜2ヶ月です。わが家は、それよりずっと長く待ちました。

「そんなに待てるなら、住宅ローンをじっくり比べられたでしょ」

そう思いますよね。私もそう思っていました。間に合いませんでした。その話を、保証料の説明とあわせてしていきます。


住宅ローンの保証料とは?

まず、いちばん大事なところから。

そもそも、何のためのお金なのか

住宅ローンが返せなくなったとき、保証会社が代わりに銀行へ返済します。そのための費用が保証料です。

つまり、払う相手は保証会社で、守られるのは銀行です。
自分や家族のための保険ではありません(それは団信の役目です)。

しかも、保証会社が代わりに返してくれても、借金が消えるわけではありません。返済先が銀行から保証会社に変わるだけです。ここ、私は誤解していました。

住宅ローンの保証料はいくら?

払い方が2つあり、金額の考え方が変わります。

方式 払い方 目安
外枠方式(一括) 契約時に現金で一括 借入額の2%程度
内枠方式(分割) 金利に上乗せして毎月 金利+0.2%程度

借入3,000万円で外枠方式なら、60万円前後が目安です。
(※あくまで一般的な目安です。金融機関・借入額・返済期間・審査結果によって変わります)

数十万円です。決して小さくない金額です。

住宅ローンの保証料はいつ払う?

外枠方式なら、融資が実行される日=引渡し日に、諸費用の一部として現金で払います。

つまり——手付金でもなく、頭金でもなく、そのタイミングで別に必要になるお金です。私が「これ、けっこう大きい金額だな」と気づいたのも、まさにここでした。

保証料と事務手数料の違いは?

ここがいちばんややこしいところです。

ネット銀行を中心に、「保証料0円」の住宅ローンがあります。 ただし代わりに事務手数料がかかり、**借入額×2.2%**という設定が多いです。

整理するとこうなります。

タイプ 保証料 事務手数料
地銀・信金など 2%程度 数万円
ネット銀行など 0円 2.2%程度
事務手数料が定額のタイプ 数万円(そのぶん金利がやや高め

「保証料0円」は、無料という意味ではありません。 名前が変わって、事務手数料の側に乗っているだけのことが多いです。

そして——このどれも、金利には表れません。 だから、金利だけを見ていると、まるごと見落とします。私がそうでした。

団信の保障範囲(三大疾病まで付くかなど)も、同じく金利表には出てきません。


私は、金利しか見ていませんでした

ここから、私の体験です。

契約から少し経ったころ、不動産会社さんが複数の金融機関に事前審査を出してくれました。信用金庫、地方銀行、JA——何社かまとめてです。

そして、結果の一覧を見せてもらいました。

正直に言うと、その表に何が書いてあったのか、私はよく覚えていません。

覚えているのは、JAがいちばん安かった、ということだけです。だからその場でJAに決めました

保証料の欄があったのかもしれません。なかったのかもしれません。私が金利しか見ていなかったので、分からないんです。

いま思えば、この一覧を作るのは手間のかかる仕事です。何社にも書類を出して、結果を集めて、並べてくれた。ありがたい仕事でした。悪いのは、それを金利の数字としてしか見なかった、私の目のほうです。

「保証料」を、ちゃんと見たのは引渡しの直前でした

引渡しが近づいたころ、私はようやく不安になりました(この話は後半でします)。

そのやりとりの中で、条件をあらためて確認しました。そこに、こう書いてありました。

「保証料 借入金 × ◯%」

借入額の1〜2%台。数千万円の1〜2%台。数十万円です。

この費用は、たぶん最初から資料のどこかに書いてありました。 重要事項説明書か、ローンのチラシか、諸費用の概算表か。むしろ書いていないほうが不自然です。

つまり——保証料という言葉は、ずっと目の前にあったんです。私が金利しか見ていなかったので、素通りしていただけでした。

誰も隠していません。私が、見ていなかっただけです。


なぜ、見えなかったのか

自分でも不思議だったので、あとから考えました。理由は2つあると思います。

1. 数千万円の横だと、数十万円が消えます

もし「保証料60万円です」と単体で言われたら、私は絶対に「60万!?」と驚いていました。でも「3,000万円」の隣に置かれた瞬間、見えなくなる。しかも「2%」という書き方だと、なおさら小さく見えます。

家を買うときの金額感覚は、完全に狂っています

2. 頭の容量が、もう埋まっています

物件、間取り、リフォームの見積もり、金利、引越し、荷造り。全部同時に走っています。

保証料が入る隙間が、頭の中にないんです。

だから「家を買うとき、保証料って気にしないですよね」という話になる。気にしないんじゃなくて、気にする余裕がない


保証料の差は、わずかな金利差を飲み込みます

私が順位をつけた決め手は、ほんのわずかな金利の差でした。

でも、外枠方式の保証料およそ2%は、金利に換算するとおよそ0.2%相当と言われています(内枠方式が「金利+0.2%程度」であることから、そう整理されています)。借入額や返済期間によって変わるので、あくまで目安です。

それでも——

保証料の差だけで、わずかな金利差でつけた順位は、簡単にひっくり返ります。

だから、住宅ローンを比較するときに本当に見るべきなのは、金利ではなく——

「金利+保証料+事務手数料」を含めた、総額でした。

金利だけを比べるのは、値札の一部だけを見て買い物をするようなものだったんです。


時間はあったのに、間に合いませんでした

では、なぜ最後まで気づけなかったのか。時間がなかったわけではありません。むしろ、たっぷりありました。

まず、大前提として知っておいてほしいことがあります。

住宅ローンの金利は、申し込んだ日ではなく、融資が実行される日——つまり引渡し日の金利で決まります。(フラット35とほとんどの民間ローンがこの方式です)

わが家は、審査から引渡しまでかなり間が空きました。つまり、先に「いちばん安い」と判断した根拠は、そのままでは効かないんです。

不動産会社さんからも、審査のときに言われていました。「引渡しがまだ先だから、直前にまたあらためて条件を出してもらいましょう」と。

正しいアドバイスでした。 でも私は、これを「不動産会社さんがやってくれること」だと思っていました。不動産会社さんも、目の前の段取りに追われていたのだと思います。

そして、そのボールは、宙に浮いたままになりました。しばらく、何も起きませんでした。

引渡し前に、自分から連絡しました

不安になって、自分から連絡しました。当時の私は、こんなことを聞いています。

  • 時間が経っているけれど、他の銀行と比べても、やっぱりJAでよかったのか
  • 早くに1本に絞りすぎたのではないか
  • 今から他行と比べるには、もう遅すぎるのか

読み返して思うのは、質問そのものは合っていたということです。「早くに1本に絞りすぎたのでは」——問題の場所を、正確に言い当てています。

足りなかったのは、タイミングだけでした。

ちなみに、住宅ローンは代行の手数料をこちらが払って、不動産会社さんに段取りをお願いしていました。だから本当は、もっと早く、遠慮なく「もう一度比べてください」と言ってよかったんです。それでも私は「今さら言っていいのかな」とためらってしまった。手数料を払っている側なのに、です。

そして、正直に言うと——この土壇場のお願いは、かなり面倒な依頼だったはずです。日程もぎりぎりで、「もう無理です」と突っぱねられても仕方のない状況でした。それでも動いてくれた。最後にどう動いてくれるかは、不動産会社さん選びで本当に大事なところだと、あとから思いました。この「担当さんの見分け方」については、中古戸建ての探し方・不動産会社の選び方のほうに詳しく書いています。

「日程的に難しい」と、正直に言われました

不動産会社さんの返事は、こういう内容でした。

他の銀行と比べ直すことはできる。ただし本申込みからやり直すことになるので、引渡しまでの日程を考えると、かなり難しい。

断られたわけではありません。 「やればできる。でも日程は厳しい」という、正直な説明でした。判断は私に戻されました。

そして「日程が厳しい」は、感覚ではなく計算です。他の銀行に切り替えるなら:

  • 事前審査:数日
  • 本審査:1〜3週間
  • 金消契約(銀行と結ぶ正式なローン契約)の段取り
  • 決済・引渡し

合計で1〜2ヶ月。私に残っていた時間では、物理的に無理だったんです。

結局、どうなったか

時間がない中で、他の銀行と比べる余地はもうありませんでした。

そこで不動産会社さんが、すでに審査の通っているJAに対して、駆け引きなしで、一度だけ条件の見直しを掛け合ってくれました。時間がないので、最初から最大限の一手、という形です。

結果——

  • 金利を少し下げてもらえた
  • 団信に三大疾病の保障がついた

短い時間しかない中で、これは大きかったです。ゼロから審査をやり直す必要がなかったから、間に合いました。

そして、このとき下がったのは「金利」そのものではなく、**「引下げ幅」**という別のものでした。これが後からずっと効いてくるので、詳しくは別記事に書いています。

👉 JA住宅ローンのデメリットは?「おすすめしない」と言われて3年不安だった話


いちばん怖いのは、これです

私は今も、あのときの判断が正しかったのか、確認できません。

  • 見せてもらった一覧は、手元にありません(その場で見ただけです)
  • 他の銀行の事前審査の結果も、持っていません(不動産会社さん経由で申し込んだので、結果もそちらに集まります)
  • そもそも、私は金利しか見ていなかったので、他行の保証料がいくらだったのか、知りようがありません

「損した」なら、金額が分かります。
私の場合、損したかどうかも分からない。それが一番怖いんです。

3年たっても、答え合わせができません。

じゃあ、いつ聞けばよかったのか

最初、私は「審査からしばらく経ったら、もう一度聞きましょう」と書こうとしました。でも——中古を買う人に、そんな余裕はありません。売買契約から引渡しまで1〜2ヶ月が普通です。事前審査、本審査、金消契約、決済。ぜんぶ詰まっています。

たっぷり時間があった私でさえ間に合わなかったんです。1〜2ヶ月の人は、もっと無理です。

だから、答えはこうなります。

金利を見せてもらった、その最初の日に、保証料も事務手数料も一緒に聞いてください。


これから中古を買う人へ、私がやらなかったこと

  1. 金利を見せられたら、その場で「保証料と事務手数料は?」と聞く
     → 金利だけの比較は、値札の一部しか見ていません(団信の保障範囲もあわせて確認を)
  2. 見せてもらった資料は、写真を撮る
     → その場限りだと、あとで確認できません
  3. 事前審査の結果を、書面でもらう
     → 不動産会社さん経由だと、結果もそちらに集まります
  4. 代行の手数料を払っているなら、遠慮しない
     → 段取りをお願いしている立場です。「もう一度比べて」と言っていいんです

全部、私がやらなかったことです。


最後に、大事な注意です

「交渉すれば下がる」という話ではありません。

金融機関は「交渉」に応じているというより、各社が定めた優遇の条件に合致すれば引き下げが可能、という仕組みです。相談すること自体はできますが、必ず下がるとは限りませんし、限界まで下がるわけでもありません

わが家の場合は、すでに審査が通っていたこと、担当の方が動いてくれたこと、タイミングが噛み合ったこと——いろいろ重なった結果です。同じことをすれば同じ結果になる、とは言えません

それでも、聞かなければゼロでした。それだけは確かです。


契約の前に、1冊読んでおくと違います

私が「保証料」という言葉を素通りしたのは、その意味も大きさも、ちゃんと分かっていなかったからです。言葉を知らなければ、目の前にあっても読み飛ばしてしまいます。

私は、選び直せなくなってから、その重さに気づきました。
だから、その場で質問できませんでした。

金利を見せてもらう、その日なら、まだ間に合います。

窓口で質問できる人になるには、質問する言葉を先に持っておくしかありません。契約の前に1冊読んでおくだけで、聞けることがかなり増えます。

[PR]

あわせて読みたい

記事一覧に戻る

同じカテゴリの記事