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中古戸建ての外壁塗装はいくら?約130万円|「塗装済み物件がいい」はホント?

2026.08.03

中古戸建ての外壁塗装はいくら?約130万円|「塗装済み物件がいい」はホント?

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中古戸建てを買ったわが家では、外壁塗装に約130万円かかりました。
リフォームはいろいろやりましたが、単独の工事としては、これがいちばん高い項目でした。

「130万円」と聞くと、高く感じますよね。私もそう思いました。

ただ、あとから見積書を見返して分かったのですが、外壁塗装は「塗るだけ」の工事ではありませんでした。洗って、ひび割れを直して、目地のゴムを入れ替えて……という工程が全部入っています。その内訳も、この記事で出します。

そしてもうひとつ。家を探していたころ、私はこう思っていました。

「外壁塗装が済んでいる物件のほうがいい」

調べると、そう書いてあるからです。100万円級の出費がいらないなら、そのほうがいいに決まっている、と。

でも実際に買ったのは、塗装していない家でした。そして自分たちで塗りました。

3年住んだ今、あのとき塗装済みじゃなくてよかったと思っています。

築22年の中古戸建てを買った、わたし自身の記録です。


そもそも、外壁塗装ってそんなに大事なの?

正直に書きます。家を探し始めたころの私は、家の知識がまったくありませんでした。

外壁の塗り替えなんて、見た目をきれいにするためのものだと思っていたんです。

調べて、青ざめました。

塗装が劣化する → 外壁にひび割れができるそこから雨水が入る → 内部の木材や構造が傷む

外壁の塗装は、家そのものを守るための膜でした。見た目の話ではなかったんです。

そして一般に、15年に1度くらいは塗り替えが必要と言われています。

わが家が買ったのは、築22年の家

……計算が合いません。めちゃくちゃ不安になりました。


実際に、ひび割れらしきものがありました

不安なまま家を見ていたら、本当に見つけてしまいました。壁に、ひび割れのようなもの。

もう頭の中は「雨水が入って、家がダメになってるのかも」でいっぱいです。

打ち合わせのときに、リフォーム会社の方に同行してもらう機会があったので、その場で指摘して、見てもらいました。

返ってきた答えは、こうでした。

「これは表面だけなので、大丈夫ですよ」

ものすごく安心したのを覚えています。

そして3年後、書類を見て気づいたこと

この記事を書くために、当時の見積書を引っぱり出してきました。そこに、こんな項目がありました。

下地補修工事(クラック・浮き等)

クラック=ひび割れのことです。

つまり「大丈夫ですよ」は、「放っておいていい」ではなかったんです。塗る前にちゃんと直す工事として、最初から見積もりに入っていました

私は「大丈夫」の一言で安心して、そのあと何も確認していません。でも実際には、塗装の下できちんと補修されていた。3年たって、やっと分かりました。

素人には、区別がつきません

このとき分かったのは、ひび割れには「大丈夫なもの」と「まずいもの」があるということでした。

塗膜の表面だけの細いひびと、構造まで達しているひびは、まったく意味が違います。でも見た目では、素人には判断できません。私にはまったく分かりませんでした。

だから、気になったところは、その場で指をさして聞くしかありません。 私がそうしたのも、詳しかったからではなく、ただ不安だったからです。

わが家はこのあと住宅診断(ホームインスペクション)も入れました。そちらでは別の傷みが見つかって、売主さん負担で100万円以上の補修につながっています。

👉 ホームインスペクション、正直意味あった?

正直に言うと、そんなにいい物件ではなかったと思う

これは、あとから思ったことです。

本当に条件のいい中古なら、市場に出る前に業者さんが買い取っています。 私たちが見られる物件は、多かれ少なかれ「手を入れる前提」のものなんですよね。

だから「傷んでいるところがある」のは、当たり前だったんです。

大事なのは、傷んでいるかどうかではなく、どこがどう傷んでいて、いくらで直るのか。そこが分かっていれば、怖くありません。


「塗装済みの物件がいい」は本当?

さて、本題です。

外壁塗装は100万円級の出費です。だから「塗装済みの物件を選べば、その出費がいらない」——これはまったく正しいです。

ただ、実際に買って塗ってみて、書かれていないことが2つあると思いました。

① 「いつ塗ったか」が分からないと、意味が半減する

塗装済みといっても、塗ったのが1年前なのか、10年前なのかで話がまったく違います。

塗料にも種類があって、10年もつものと、20年近くもつものがあります。安い塗料で塗ってあれば、思ったより早く次が来ます。

だから「塗装済み」と聞いたら、**「いつ、どんな塗料で塗りましたか」**まで聞けるといいです。分からないと、あと何年もつのかも分からないので。

② 色が、前の人の好みのままになる

これが、私にとっては大きかったところです。


未塗装だったから、自分たちの色にできました

わが家は、元とは全然違う色に塗り替えました。

正直、130万円は痛い出費です。でも塗り終わった家を見たとき、思ったんです。

なんか、新築っぽい。

中は部分リノベなので、全部が新しくなったわけではありません。それでも外側の色が変わるだけで、まったく別の家に見えました。

そして、これがいちばん言いたいことなんですが——

中古の家は好きだけど、前に住んでいた人の影は、できるだけ残したくなかった。

きれいごとじゃなく、そう思っていました。誰かの家だったところに住むわけですから。

内装は水まわりを入れ替えて、床や壁も変えました。でも外側は、色が変わらない限り「前の家」のままなんです。

そこが変わったことで、やっと自分たちの家になった気がしました。

塗装済みの物件を買っていたら、この感覚は得られませんでした。前の人が選んだ色の家に、そのまま住むことになっていたからです。

  • 塗装済み … 出費が減る。でも色は選べない
  • 未塗装 … 出費はある。でも自分たちの色にできる

どちらが正解ということはありません。ただ**「未塗装=マイナス」ではない**、というのは、探している段階の私に教えてあげたいことです。

👉 リフォーム総額約700万円の内訳


外壁塗装の費用|わが家は約130万円

わが家の場合は、こうでした。

項目 わが家
外壁塗装・防水 約130万円
外壁の種類 サイディング
塗料 2液型溶剤シリコン
屋根 工事なし(瓦屋根だったため)
依頼先 リフォームと同じ一級建築士事務所

130万円で、何をやってもらったのか

当時の見積書を引っぱり出してきました。項目を並べると、こうなっています。

工事 内容
仮設足場・メッシュシート 家のまわりに足場を組む
外壁高圧洗浄・清掃 汚れを落としてから塗る
下地補修工事(クラック・浮き等) ひび割れの補修
コーキング打替え(3か所) サイディングの目地・サッシまわり・入隅
下塗り(エポキシシーラー) 塗料の密着をよくする
中塗り・上塗り(2液型溶剤シリコン) 本番の塗装
付帯部の塗装 雨どい・軒天・鼻隠しなど
ベランダの防水(トップコート2回塗り) 屋根のない床面の防水

「外壁を塗る」だけの工事ではありませんでした。

洗って、ひびを直して、目地のゴムを入れ替えて、3回塗って、雨どいまで塗って、ベランダの防水もする。これ全部で130万円です。

分解して見ると、「高い」より先に「そりゃかかるわ」と思いました。

塗料の話|わが家は「2液型溶剤シリコン」

見積書には、こう書いてありました。

2液型溶剤シリコン 中塗り・上塗り

3つの言葉に分かれています。

言葉 意味
シリコン 塗料のグレード。耐用年数の目安は10〜15年。いちばん多く選ばれる
2液型 現場で2つの液を混ぜるタイプ。混ぜない「1液型」より丈夫に仕上がる
溶剤(油性) 水性より密着と耐久性が高い。においは強め

塗料には、安い順にウレタン・シリコン・フッ素・無機といったグレードがあります。シリコンは真ん中です。フッ素や無機ならもっと長持ちしますが、そのぶん高くなります。

そして「2液型・溶剤」というのは、シリコンの中でもしっかりしたほうの仕様でした。私はそんなこと何も知らずにお任せしていたので、いま見返して「ちゃんとやってくれていたんだな」と思っています。

だから、これから頼む人はここだけ見ておくといいと思います。

「塗料は何ですか?」
シリコンかフッ素か。1液型か2液型か。水性か溶剤か。

同じ「外壁塗装100万円」でも、中身がまったく違います。

色は「汚れが目立ちにくそうな色」にしました

色は、カタログを見せてもらって決めました。

このとき私たちが考えたのは、汚れが目立ちにくそうな色にしようということでした。誰かに言われたわけではありません。単純に、そう思って選びました。

まっ白やまっ黒は、たしかにかっこいいんです。でも、外壁は雨だれや排気で少しずつ汚れていきます。せっかく130万円かけて塗るのに、数年で汚れが目立ってきたら悲しい——それくらいの考えでした。

素人判断です。でも3年たったいま、目立った汚れは出ていません。あのときの直感は、たぶん当たっていたんだと思います。

屋根と足場の話

屋根の工事がなかったのは、瓦屋根だったからです。瓦は塗装が不要なタイプが多く、ここは運がよかった部分でした。スレート屋根なら、足場を組むついでに屋根も塗ることになって、金額はもっと上がっていたと思います。

そして足場代。外壁塗装は、家のまわりに足場を組まないと工事ができません。これが数十万円かかります。

だから——屋根と外壁は、できるだけ同じタイミングでやったほうが得です。足場を2回組むと、そのぶん丸ごと無駄になります。

外壁だけ別の業者に頼めば、安くなる?

調べていると、こういう方法が出てきます。

外壁は塗装の専門業者、内装は別の業者。バラバラに頼めば安くなる

たしかに理屈は分かります。リフォーム会社を通すと、そのぶんの手数料が乗りますから。

気になったので、リフォームの専門店をちらっと覗きに行ってみました。

結果は——そんなに安くありませんでした。(笑)

もちろん、たまたまその店がそうだっただけかもしれません。店によって違うと思います。ただ、少なくともわが家の場合は「別で頼めば劇的に安くなる」という感じではありませんでした。

そしてもうひとつ、お金以外の問題があります。

日程です。

外壁塗装は足場を組んで、雨が降れば工程がまるごと後ろにずれます。内装工事も同時に進んでいます。業者さんが別々だと、その調整を誰がやるのかという話になります。

答えは、施主です。つまり自分。

平日に電話をして、雨で延びたぶんを組み直して、両方に連絡して……。それを、リフォームの打ち合わせをしながら、仕事をしながら、子どもを見ながらやる。

無理だと思いました。

まとめて1社にお願いしたのは、そこも大きかったです。多少お金がかかっても、日程を全部あちらで組んでくれるのは、想像以上に価値がありました。

正直に言うと、130万円が高いのか安いのか、いまも分かりません

ここまで内訳を書いておいて何ですが、いちばん正直なところを書きます。

私は、この130万円が高かったのか妥当だったのか、いまだに分かりません。

リフォーム会社は3社に相談して比べました。でも、それはリフォーム全体の見積もりです。専門店を覗きには行きましたが、外壁塗装だけの見積もりを取って、金額を並べたことは一度もありません。

👉 リフォーム業者3社を比較して選んだ理由

比べていなければ、目の前の金額を見て「これが相場なんだな」と思うしかありません。私はそうでした。

いま思うのは、こういうことです。

外壁塗装の見積もりは、契約するかどうかを決めるために取るものじゃない。
「相場はこのくらい」と知るために取るものだった。

数字を1つしか知らないと、それが高いのか安いのかは永遠に分かりません。2つ3つ並べて、はじめて「普通がどのへんか」が見えます。

頼む会社を決めていても、決めていなくても関係ありません。知っておくだけで、目の前の見積書の読み方が変わります。

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3年後、外壁はどうなっているか

塗ってから3年。特に問題はありません。

  • 雨漏りの気配はゼロ。最近は突然のスコールみたいな雨も増えましたが、それでも大丈夫でした
  • 目立った汚れもなし
  • 壁をこすっても、白い粉はつきません
  • 日の当たらない面にも、藻やカビは出ていません

……と書きましたが、正直に言います。3年で何か起きていたら、そのほうが問題です。

だから、この報告に驚きはありません。「何もない」が正解です。

でも、その「何もない」こそが、130万円の中身だと思っています。外壁塗装は、何かをよくするためではなく、何も起きないためにやる工事だからです。

次に見るのは、10年目くらい

これから塗る人のために、将来のチェックポイントを書いておきます。10年くらい経ったら、この4つを見てください。

サイン 見かた
チョーキング 壁を手でこすると、白い粉が指につく
コーキングの劣化 目地のゴムがひび割れる・やせる
藻・カビ 日の当たらない面が緑っぽくなる
色あせ・雨だれ 色が抜ける/窓の下に黒い筋

シリコン塗料の目安は10〜15年。うちはあと7〜12年という計算になります。

……たぶん、そのころにはまた「まだいいか」と思うんだと思います。でも今回で分かりました。その「まだいいか」が積み重なると、塗装では済まなくなるんですよね。


外壁は、いちばん後回しにされる場所

家にお金をかけるとき、外壁ってどうしても後回しになります。

当然だと思います。キッチンもお風呂も、毎日自分が使うものです。よくなれば毎日うれしい。でも外壁は、自分ではほとんど見ません。塗り替えても、家の中の暮らしは1ミリも変わらない。

そのうえ130万円です。「来年でいいか」と思う気持ちは、すごくよく分かります。

それでも——やったほうがいいです。

外壁の塗装は、見た目のためではなく、雨水を家の中に入れないための膜です。ここが切れると、内部の木材が傷みます。そうなってからの修理は、塗装どころの金額では済みません。

日本の家は、年数が経つと建物の価値がなくなっていくと言われます。それはそうなんだと思います。

でも、そこに長く住むつもりなら、話は別です。価値が数字にならなくても、家が傷まずに保つかどうかは、住んでいる自分たちの暮らしに直結します。

雨漏りする家に住みたい人は、いません。


まとめ

  • 中古戸建ての外壁塗装は、わが家で約130万円。単独の工事ではいちばん高い出費でした
  • 中身は「塗る」だけではありません。洗浄・ひび割れ補修・コーキング打替え・3回塗り・付帯部・ベランダ防水まで込みでした
  • 塗料のグレードで、もちがまったく違います。「シリコンか/1液型か2液型か/水性か溶剤か」は聞いておく
  • **見積もりは「契約するため」ではなく「相場を知るため」に取る。**1社だけだと、高いか安いか永遠に分かりません
  • 「塗装済みの物件がいい」は正しい。ただしいつ・どんな塗料で塗ったかまで聞けるとなおいい
  • **未塗装は、マイナスばかりではありません。**自分たちの色に変えられます
  • 屋根と外壁は、同じタイミングでやると足場代が1回で済みます
  • 外壁塗装は見た目のためではなく、家に雨水を入れないための工事です

家を探しているときの私は、外壁塗装を「余計な出費」だと思っていました。

いまは、家を長く保たせるための工事であり、同時に前の人の家を、自分たちの家に変えるための工事でもあったと思っています。

130万円は、安くはありません。でも払ってよかったです。


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#中古戸建て#リフォーム費用#外壁塗装
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