築22年の中古戸建てを買って数年。住んでみて「これは後悔した」「先に知っておきたかった」と思うことがいくつもありました。
これから中古戸建てを検討している方が同じ失敗をしないように、正直にまとめます。
後悔1|中古のDIY物件は、リフォームで費用が増えることがある
私が買った家は、前の住人がDIYをしっかりしていて、最初は「素敵」と思いました。
でもリフォームを検討するうちに、内装を一新して前の住人の痕跡をなくしたくなったんです。
DIYされた家を気に入って買う場合、注意が必要です。
そのまま使うならいいのですが、一度外してから付け直す作業が発生すると、その分の費用が余計にかかります。
気に入ったDIY部分は「そのまま活かす前提」で買うのが、後悔しないコツです。
我が家がどこを直してどこを残したか、全部やらずに部分リノベにした判断は、こちらにまとめています。
👉 部分リノベ+リフォームを選んだ理由
後悔2|引き渡し後に気づいた「処分し忘れ」
中古住宅の売買では、契約時に「何を残すか・何を処分するか」を取り決めます(附帯設備表・物件状況確認書での確認)。
我が家もこの取り決め通り、家の中はきれいな状態で引き渡されました。
ただ、外まわりの確認が漏れていました。
リフォーム後になって、敷地内に古い電力メーターの鉄の支柱が残っていることに気づいたのです。
撤去には約1万円かかると言われました。
正直、「リフォーム中に気づいて指摘してほしかった」というのが本音です。
建築会社にも、外まわりの設備にもう少し目を向けてもらえたら防げたかもしれません。
引き渡し前のチェックは、家の中だけでなく敷地の外回りまで必ず確認しましょう。
後悔3|「シロアリがいる」と言われて隣地の柵を交換することに
リフォーム中、お隣さんから「シロアリが発生しているし、木製の柵を替えてほしい」と言われました。
シロアリと言われたら、確認も撤去もしないわけにはいきません。
(結果的に我が家への被害はありませんでした)
不動産屋を挟んで確認してもらったところ、**「古い柵を壊す費用は売主負担。でも新しい柵を立てるのはそちらで」**という対応に。
境界部分に柵を立てることになり、元々どちらの所有物だったのかも曖昧なまま。
さらにその柵に、隣人が植物用の網をくくりつけてきていて、正直モヤモヤしています。
狭小地の建売は、隣地との距離が近いぶん、境界や近隣トラブルのリスクが高いと痛感しました。
後悔4|中古戸建ては窓・扉が特注サイズで追加費用がかかった
古い家あるあるですが、窓も扉も今の規格と違って大きいんです。
そのため、内窓をつけるにも特注サイズになり、費用がそれなりにかかりました。
さらに困るのがカーテン。
規格サイズが合わず、オーダーサイズしか選べません。
古い家を買うときは、窓まわりの「サイズによる追加費用」を見込んでおくべきでした。
後悔5|ルーバー窓に内窓がつけられなかった→プラダンが大活躍
浴室にあるルーバー窓(細長いガラスが重なって開閉する窓)。

取っ手が邪魔で内窓がつけられませんでした。
正確には、枠や取っ手を外せばつけられたのかもしれませんが、その分費用がかさみます。
そこで我が家は、浴室の寒さ対策として**プラダン(プラスチック段ボール)**を使いました。
窓枠の大きさに合わせてカットし、両面テープで貼るだけ。

これが想像以上に優秀でした。
- 寒さがかなり防げる
- 外からの視線が気にならなくなった
- 定期的に確認していますが、カビも発生していません(ルーバーで通気性があるからかもしれません)
プラダンは写真のように簡単にめくれるので、掃除のときや様子を見たいときもさっと外せます。

正直、これなら内窓をつけるまでもなかったかも、と思うくらいです。
ルーバー窓で内窓が難しい方には、プラダン対策はおすすめです。
後悔6|古い建具は開閉確認とサイズに注意
古い家は、建具(扉や引き戸)が経年でゆがんでいることがあります。
購入前に、すべての扉・引き戸・クローゼットの開閉がスムーズにできるか必ず確認してください。
我が家のクローゼットの扉も大きくて、もし壊れたら規格サイズでは代替できず、特注になります。
「古い家=サイズが特殊=交換費用が高い」という図式は、あらゆる箇所で当てはまります。
後悔7|窓枠・カウンターの色を変えられなかった
リフォームの際、窓枠やカウンターの色を変えたかったのですが、「色を塗るとムラになる」などの理由で対応してもらえませんでした。
内窓をつけたことで木枠の色は表面的には変わりましたが、外窓の枠は今も見えています。
最終的には、外してロールスクリーンやアコーディオンカーテンで隠す予定です。
リフォームで「できること・できないこと」は、契約前にしっかり確認しておくべきでした。
まとめ|中古戸建ては「リフォーム前提」で予算と確認を
振り返ると、後悔の多くは古い家ならではのサイズ問題と事前確認の不足から来ています。
| 後悔ポイント | 教訓 |
|---|---|
| DIY物件 | 活かす前提で買う。外すと費用増 |
| 外回りの処分し忘れ | 引き渡し前に敷地外まで確認 |
| 隣地の柵 | 境界・近隣関係を事前に確認 |
| 窓・扉のサイズ | 特注費用を見込む |
| ルーバー窓 | プラダンで対策できる場合もある |
| 古い建具 | 開閉確認とサイズ確認は必須 |
| 色の変更 | できる範囲を契約前に確認 |
こうして並べると後悔が多いように見えますが、それでも私は、中古戸建てを買ってよかったと思っています。 古い家ならではの想定外の費用や手間はありましたが、それでも新築ではあきらめていた広さや立地を手に入れられたことを考えると、中古を選んでよかったというのが今の正直な気持ちです。
ひとつ整理しておくと、今回の後悔には、事前の住宅診断(ホームインスペクション)で防げたものと、診断だけでは防げなかったものがあります。我が家は診断を受けたことで100万円以上の補修が売主さん負担につながりましたが、一方で、隣地の柵や引き渡し後の処分し忘れのように、診断ではカバーしきれない後悔もありました。この「防げること・防げないこと」の線引きは、中古を買う前に知っておくと役立つと思います。
▼ あわせて読みたい
住宅診断で「防げたこと・防げなかったこと」はこちら。
→ 中古戸建てのホームインスペクション、正直意味あった?
逆に「やってよかったこと」もまとめています。
→ 中古戸建てでやってよかったこと8つ
中古戸建て購入の全体像は、こちらのまとめ記事から。
→ 中古戸建て購入のすべて|築22年・700万円のリアル
中古戸建てには後悔もありましたが、事前に知っていれば防げたことも少なくありません。これから購入を考えている方の参考になればうれしいです。
[PR]![]()
→ 築20年以上の中古戸建て向け|リフォーム費用を無料で比較する
すみママ|中古戸建てに、夫と子ども2人の4人暮らし。





